戦うための勝敗論?

押井守さんの本「勝つために戦え!」です。

勝つために戦え!

勝つために戦え!

購入のきっかけはWEBコラムを読んでいて面白そうだったので、単行本も購入しました。
インタビュー形式で聞き手は野田真外さん。
挿絵は西尾鉄也さん。
結構デコボコでびっくりな本。
やたらとサッカーの話をする押井さん。
サッカーにまったく興味が無い西尾さん。
本文の内容と無関係な挿絵が沢山。
押井さんが伝えたかった勝敗論のおおよその部分は最初の回(コラム1個分)だけでほとんど語ってしまってて、残りの18回は題材や切り口を変えたり所々で押井さん独自のうんちくも織り交ぜているが、やはり同じことを繰り返し語っている。で、最後の回の終わりもいつもと同じように「今回はこの辺で」…ってこれで終わりなのか?それで終わるのかよ!ってか続くのか?って感じで。
そもそも、単行本を買った一番の理由は、コラム連載の中で「そのうちボクが映画作るときの勝利目標とか勝利基準も語るよ」的な事を言っていて、書き下ろしの新しいコラムも付け加えて単行本化とくれば、いよいよ押井さんの勝利目標や基準が聞けると思ったからで…。
しかし、ふたを開けてみればいつもながらの毒舌とうんちく、そして次回作の構想につなげて「今回はこの辺で」。
何じゃこりゃ・・・。

きっとこうい事なんですね。
魅力的な話題や理論を振りまきつつ次回作に持っていく。
つまり、押井ブランドを築き上げてファンを持つ、お金を稼ぐ、大きくなる。
(こんな安直な解釈でいいのか、ブランドは手段であって目的ではないかもしれないのに。
やっぱり分からない。
ショボン