証券会社のCMと引きこもり

どこの会社だったか忘れたけど、証券会社のCMで「人は行動した後悔よりも行動しなかった後悔の方が大きく残る」ものだといっていた。でもこれは引きこもりに関しては当てはまらない。すべての引きこもりにとは言い切れないけど少なくとも引きこもってたときの僕には当てはまらない。
この「人は行動した後悔よりも行動しなかった後悔の方が大きく残る」というのは、アメリカ人的な俺が俺がな世界なら信憑性が高いんだろうけど、和を持って尊しとする風潮の強い日本の風土には合わないと思う。
現代の日本には俺が俺が的な資本主義が広がってるから先の命題にそう人もたくさんいるんだろうけど、引きこもりとはそうゆう俺が俺がな人では無いのだ。僕が引きこもってた大きな理由に、自分が何かをして恥をかいたり人に迷惑をかけたりするよりも、何もせずに誰とも関らない方が幸せだという感覚があった。
何をやっても恥をかくだけだから何もやらないほうが良い。僕がいなくても学校も授業もいつも通り回っている。そんな感覚があったのは成功体験が無いからかもしれないが、とにかく何かするより何もしないほうが良いと思っている。
そして引きこもって何もやらなかったことに後悔は無い。自分のやる気が無いのに無茶をして失敗するくらいなら何もやらない方が良かったんだと今でも思っている。


後悔が無いのは何もやらない事をやってたからだと言われればそれまでだけど・・・。