嫌われるオタクについて考えた

世間一般ではオタクといえば「気持ち悪い」「ダサい」「変態」とか言われてる。それについて考えてみた。ちなみにここでのオタクというのは旧世代のオタク達のこと。

  • やっぱり「気持ち悪い」

世間的に気持ち悪いって言われてるんだからやっぱり気持ち悪いんだと思う。そんな解り切ったことよりも嫌われるオタクについて考えてみる。

嫌われるオタク

アニメ漫画ゲームなどの実在しない虚無の世界に興味をそそられてはまり込む、さらに抜け出せずその世界に沈み込み浸りきっている。そんな人達がオタクとよ呼ばれていた。彼らは彼らの意識があまりにも非現実の方向へ向いているので周への注意力が欠けていたのかもしれない。
彼らオタクは自分で気づかないうちに世間から嫌われていった。世間の人々は、常に内側を向き虚無の世界を愛するオタク達を反社会的な者、自分たちと違う者として、異物を避けるかのごとき囲いを作った。その囲いが「オタクは気持ち悪い」という意識ではないか。
この意識は常識とされ、オタクに何の興味も係わりも無い人までもがオタクを嫌うようになった。

伝播する常識

常識とは狭い仲間内での共存意識や、仲間意識を共有するための物であり、互いの考えを常に肯定するために作られた物なのである。そして常識を疑い常識を否定すること自体が常識はずれとされて、その常識そのものは保存されつづける。いったん常識からはずれた者は、自分もその常識を共有するか、相手の常識を覆さない限り同じ土俵での対話は出来ない。
常識の伝播の速度がどれくらいなのかは分からないけど、常識は新しい常識で置き換えられない限り否定され得ない。
オタクの話から離れちゃったけどこんな感じでオタクは「気持ち悪い」って言われていたんだと思う。

最近のオタク

でもここまでは昔のオタクの話。このオタクが気持ち悪いってのはどうやらオタクの数が少なかった時代に出来上がった常識らしくて、オタクが身の回りにいない人とかが作り伝えたようだ。最近は「気持ち悪い」だけがオタクじゃないって事を世間が認識し始めて*1、今までの古い常識がこの新しい常識に置き換えられつつある。

単に置き換えると言っても常識だけが置き換えられているのではなく、オタクそのものが変化してるのかもしれないけど。その話はいつかやる気が出てから。


それと僕はオタクではありません。僕をオタクだと言うオタクな友達はいるけど。

*1:電車男とかの影響かな